わたしは全く本を読まない女です。
自分で進んで読書することなんて一年に一回あるかないか…ってくらい何も読みません。
でもね、さすがに最近これではいけないと思うようになってきました。語彙が極端に少ないのです。
ネットでいろいろなサイトをまわりますが、本をよく読んでるっぽい人の書く文章はやはり表現がおもしろい。
わたしは決心しました。
本を読もうと!
そんな感じでわたしは意を決して本屋さんに向かったのです。
普段は本屋さんに行っても漫画コーナーにしか行きませんが、生まれ変わったわたしは違います。
これからは本をよく読む知的な女を目指すんだかんねー。
ずり落ちたメガネをこう中指でくいっと直すような知的なメガネ女子になるのよ。そう、くいっとな。
いつも行く本屋さんも意気込みが違えば普段とは異なって見えます。
新しく生まれ変わったわたしの知的フィルターを通して本屋さんを見れば、ああ、本屋さんてこんなに知的な空間だったのか…と思い知らされます。
本屋さんてジャンプとバガボンドとエロ本しかないと思ってたけど、経済の本とか教育について考える本だとか二次元美少女の描き方の本だとか、わたしたちにすばらしい知識を与えてくれる本がたくさん存在するのですね。
でもこんなハードルが高そうな本、普段ほとんど読書をしない私にいきなりは無理です。
ですので、なるべく読みやすそうな本を買うことに決めました。
わりと気軽に読めそうな本を探してウロウロすると、なにやらピンク色っぽいコーナーに。(あ、ピンクといってもエロっぽい意味じゃなくて、女性向きの本という意味ですがな)
まあ一応女子ですし、女の子っぽい本でも読んでみまするかな、なんて若い女の子向けの本を色々と見てみたんですがね。
モテれ。 エロ可愛い女の知恵袋やら
モテの極意59―秘密の小悪魔手帖やら
なぜか「モテる女」の共通点 男心をつかむ恋のテクニック50やら
モテる女のひみつノートやら
モテる女になるためのラブ・ルール セックス篇やら
愛される条件―ちょっとモテるより、ずっと永遠に…やら……。
どうですか?
「モテ」とか「エロ可愛い」とか「小悪魔」だとか。
女子はこんなにもモテることに対して貪欲なんですよ。家ではみんな鼻くそほじってるくせに!!!(この前、かわいい友達らと飲んだときに三人が家では鼻くそをほじるという衝撃の事実が明らかになりました)
どうやらこのピンク色のコーナーも私にはハードルが高いらしい。
むしろ経済や金融の本の方がハードルが低い。
だってモテかわ小悪魔女子よりもまだ堀江とかの方が近しい存在だもの。(見た目とかファッションとか愛想のなさが)
わたしは自分に近いタイプの人が書いた本が読みたいのよ。
もてる女子とか顔が良いだけの女子アナとか海外暮らしを自慢するタレントが大嫌いなんだよ!!
そうこうしながらどの本を買うかの検討が続きました。
そしてある本を手にとって数ページ立ち読みしました。買うべき本が決まりました。
これです。↓
えっと、これはね、光浦靖子さんと相方の大久保佳代子さんの手紙のやりとりみたいな内容なんです。
ほら、光浦さんと大久保さんって美人とかかわいいとかじゃなくって…いろいろと私と近い存在に思えてね、ちょびっと立ち読みしたんですけど、ほんの数ページ読んだだけで顔のニヤニヤが止まらなくて、その状態が明らかに不審者で気持ち悪かったのであきらめて買った次第です。
だって静かな本屋で「ぶしゅっ」とかいうわたしの笑い音が…(お、笑い声まで「ぶす」に近い)
そんでもって夜寝る前にちょっとずつ大事に読もうと思っていたのに、なんたって非モテな人なら共感できるような話が面白おかしく書いてある本。
面白くて二日で読み切りました。
おかげで読書というものが楽しいものだと気づきました。
でも夜中、暗い部屋でニタニタしながら「ぐひっ!」「ぶひゃっ!!」「うほっ!!!」と本を読むわたしの姿は、どう見てもはじめにわたしが描いていた知的な女子の姿ではありませんでした。
それどころかさらに不細工になった気がする。(ブスが楽しめる本をご存じでしたら教えてください)
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〈Amazonさん〉
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